しばらく、ブログの方から、離れていました。いつの間にか年号は令和となり、新しくも、とても危険に満ちた時代が始まることを察しています。私として、2019年中には、この難病を克服したいと思っていたのも、令和に備えたいという思いがありました。
しばらく、ブログを離れていたのは、トゥレット症候群の治療効果が出てきたため、自分の生活を取り戻していたということです。活動範囲は、徐々に広がり、もう、今では健常者と同じように仕事をしています。
私のイェールチック重症度尺度(Yale Grobal Tic Siverity Scale:YGTSS)は、35/50点で、自分でいうのもなんですが、かなり重度でした。特にひどかったのが、顔や口、首であり、とても人前に出ることもできず、医療機関からも相手にされず、悔しく、苦痛に満ちた毎日でした。今は、6/50点です。仕事をしても、買い物やレジャーを行なっても、ほとんど気になることはありません。あれほど、ひどく蔑まれていました。今風に言えば、ディスられていたというようですが、精神的な苦痛も半端ではありませんでした。
開道先生の治療法は、とても、安全かつ治療効果の高いものです。美容にまで目を向けられているのではないかと思います。最近、心がけていることは、広角を上げるということです。これは、開道先生からのトゥレット症候群患者への指導です。もちろん、私が聞いた話では、開道先生の治療法は、私以外の患者にもとても有効だということです。まだ、若干、口に違和感を覚えます。先生からは、生活に支障がない範囲なら、気にしなくてもいいと言われました。呼吸は、全時間、鼻呼吸です。吸った時間の2倍で吐くのがいいと思いますが、最近は、ほとんど意識していないことが多くなりました。
広角を上げることについては、美容面も考えると、Eラインも意識するようにしています。Eラインとは、顔を横から見て、鼻先と顎先を結んだラインのことで、この線の内側に唇が入れば、一般的に横顔が美しいそうです。私の場合は、広角を上げるように意識するときは、唇もEラインの内側に入るように意識しています。その方が見た目もいいと思いますし、人からの印象も良くなるのではないかと思います。
病気が良くなっていく過程で、就職活動を始め、面接も何回か受けました。もちろん、見た目だけで決まるわけではありませんが、ただでさえ、ハンデを負っているため、少しでも見た目も中身もよくしておきたいものです。私はあまり妥協しなかったので、落ちることは当然ありました。最終的に、私の希望と、就職先の希望とが合致したところに就職しました。そのため、仕事の内容については、一切、不満もなく、希望通りの職についています。法人側も、多少、見せたくないところはあったようで、少し問題はありましたが、それを十分上回る充実感があります。即戦力で採用されているので、初っ端から、自分で問題を見つけ、改善点について提案し、実現していっています。また、希望の分野での仕事です。
誰にも相手にされなかった一年前とは大違いです。開道先生からは、就職は、生活優先でとのアドバイスを受けましたが、そこは、個人のことなので、私のようなやり方もありだとは思いますし、長い目で見れば、妥協しなくて良かったと感じています。ハローワークのサービスも無料で役に立つものが多いので、どんどん活用したらいいと思います。
もう一つですが、障害者手帳の申請をするなら、傷病手当受給中をお勧めします。というのは、障害手帳で6級以上だと、雇用保険の受給期間が伸びます。私の場合は、雇用保険の受給期間は、たとえ病気で辞めざるを得なかったども、一般の人と同じ120日でした。ただ、通常の自己都合退職者のような3ヶ月の無支給期間というのはありませんでした。それでも、残った受給期間は、36日のため、再就職手当の対象ではないことを最初言われました。再就職手当というのは、雇用保険の総受給期間の1/3以上残っていると残りの受給期間の60%が受給できるという制度です。2/3以上だと70%です。
私は、就職が決まった後ですが、トゥレット症候群で、障害者手帳3級が認定されました。そうなると、雇用保険の受給期間は、180日加算され、300日となりました。結果、216日が残日数となり、この70%が再就職手当として支給される予定です。
障害者手帳を申請する際の注意は、最初にチック症の診断を受けてから、6ヶ月以上が経過していないと、対象にならないということです。私の場合は、最初にチックの診断を受けてから、1年半くらい経ってからの申請でした。しかしながら、開道先生の診断書にその情報が書かれていなかったため、再提出を行なったので、手帳をもらうまでに半年もかかりました。また、その際、受診した診療科はどこでもよく、神経内科や脳神経外科で、問題ありませんでした。