引っ越した先のアパートは、新築シャーメゾンでしたが、ウォークスルークローゼットがついていました。以前もシャーメゾンに住んでいましたが、こちらのタイプは、ウォークインクローゼットでした。
ウォークインクローゼットも収納に便利でしたが、ウォークスルークローゼットは、通り抜けができるため、部屋と部屋をつなぐという機能があり、さらに便利と感じます。
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ウォークスルークローゼットとウォークインクローゼットの目的
どちらも、その名の通りで、人が入れる広さのクローゼットです。そもそもウォークインクローゼットの目的は、そこで着替えをすることによって、着替える姿を見せないという意図があります。そのため、寝室とセットになっていることが一般的です。
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ウォークスルークローゼットとウォークインクローゼットの違い
違いは、通り抜けができるかどうかです。ウォークスルークローゼットには、扉が2つあるため、着替えるためのスペースと通り抜けるための廊下を兼ねています。
ただ、どちらの部屋にも住んだ経験からすると、ウォークスルークローゼットのある部屋の方が、豊かだと感じます。というのは、ウォークスルークローゼットがあることによって、回遊性が生まれるからです。ウォークスルークローゼットを通ることによって、反対方向からも同じ部屋にアクセスすることができます。
そして、風が抜けます。
妻は、よく部屋の中をぐるぐる周っています。
ウォークスルークローゼットとウォークインクローゼットの賃貸アパート
比較的新しいアパートには、ウォークインクローゼットがついている部屋があります。しかしながら、ウォークスルークローゼットがある部屋は、少ないかもしれません。
私が住んでいるアパートは、新築でしたが、すぐに満室にならなかったおかげで、一つをのぞいて全てのタイプの部屋を見学できました。その中で、一番良かったのが、ウォークスルークローゼット付きの部屋だったため、そこに決めました。
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部屋のプロポーション
また、それぞれの部屋の広さの関係もとても良かったことも決めての一つでした。このことは、部屋のプロポーションというのだそうですが、やはりリビングが広くて明るいこと、寝室はそれなりの適切な広さで、さらにウォークスルークローゼットで回遊性があったことがとても大きかったです。
人の体と一緒で、それぞれの部屋には、それぞれの適切な広さがあります。リビングが極端に狭くて、個室が極端に広かったりする間取りは、プロポーションがおかしいと感じるはずです。それは、同じアパートでも間取りが違う場合、比べてみれば、よくわかります。
宮脇檀の住宅設計テキスト
部屋の間取りや吹き抜け、トップライトといったことまで、著名な住宅作家が書いた本です。住宅の間取りの良し悪しについて知りたい方にとっては、おすすめの本です。どちらかといえば、建築を作る仕事をされている方に向けられたものだと思いますが、これから住宅を建てる方にとっても役にたつ本でもあると思います。
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回遊性という豊さ
建築家の吉村順三さんとい方は、「どちらか一方からしか行けないのはつまらないよね。」というようなことを言われたそうですが、確かにウォークスルークローゼットがあると、間取りに回遊性が生まれて、住むことが楽しくなります。
なかなか賃貸アパートでは、物件自体が少ないのと、部屋数も3部屋くらいないと、まずついていません。しかしながら、これがとても便利なため、一度住んでしまうと、なかなか引っ越しをしたくなくなってしまいました。
これから、住宅を作られるのであれば、ウォークスルークローゼットも検討してみてもいいのではと思います。